新型コロナウイルス感染症に関連して

 来院前に体温を測っていただき、熱のある方、咳などの呼吸器症状のあり方は、電話でご連絡お願い申し上げます。

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外陰部の皮膚の症状

 陰茎、陰のう、下腹部のかゆみ、発赤などの皮膚の症状は、皮膚科疾患のことが多いです。白癬菌の検査や液体窒素による処置など皮膚科診療が必要になることが多いので、皮膚科受診をお勧めします。

 泌尿器科の救急疾患

早期に受診が必要な泌尿器科疾患と症状

診療時間外には急病センターなどに相談してください。

 

極端な頻尿、いつも尿が漏れる、下腹部が膨らむ、尿意があるのに排尿できない。→尿閉、溢流性尿失禁

 

濃い血尿、血の固まりで尿が出にくい。→腎や膀胱からの出血

 

38℃以上の発熱、側腹部痛、排尿痛や残尿感。→急性腎盂腎炎、急性前立腺炎

 

強い側腹部の痛み、吐き気、血尿。→尿管結石

 

陰のう、精巣(こう丸)の痛み、腫れ。→精巣(こう丸)捻転(特に小中学生)、精巣上体炎、そけいヘルニアの嵌頓

男性の排尿障害

 

 中年以降の男性で、頻尿、排尿困難などの排尿障害は、前立腺肥大症が主因とされています。実際には、前立腺がそれほど大きくないのに症状がある方も多くいます。膀胱排尿筋の機能異常が指摘されています。

治療については、前立腺肥大症に用いるα1遮断薬が第一選択薬となっています。最初の薬剤の効果をみながら、併用薬などを検討しています。

 

 

夜尿症

 

 5歳以上で夜間睡眠中の尿失禁を夜尿症と定義しています。

尿をためる膀胱機能、尿意で目覚める覚醒機能、睡眠中の尿を減らす内分泌機能、が未熟なために夜尿症になると考えられます。これらの機能は成長とともに発達し、夜尿症は治っていきますが、個人差が大きいです。

 夕食後には水分摂取をへらす、その分日中に多く摂取する、寝る前に排尿する、規則正しい生活と水分摂取の適正化を行いましょう。

 その後、睡眠中の尿量を減らすホルモン薬、または、尿が漏れた直後に知らせて起こすアラーム治療、を行います。